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声明・見解・談話
【談話】2009/03/16
◆『自衛隊の海外派兵をなし崩し的に恒久化する「海賊対処法案」に反対する』 2009年 3月16日 全日本教職員組合 書記長 東森 英男 政府は3月13日、ソマリア沖の海賊対策と称して、海上自衛隊の護衛艦を派遣し、さらには自衛隊の武器使用拡大を狙う「海賊対策」新法案を国会に提出することを閣議決定しました。 ![]() 周知の通り、ソマリア沖の海賊問題の背景には、ソマリアの無政府状態と国民生活の困難があります。したがって、憲法9条を持つ日本の国際貢献としては、海賊対策は犯罪対策であり、マラッカ海峡での実績もある海上保安庁が中心となり、資金、技術面で周辺国への援助行うことが求められています。 ところが今回の閣議決定は、「はじめに自衛隊の派兵ありき」の立場で、海外派兵の実績づくりを累積し、なし崩し的に海外派兵恒久法に道を開くものです。集団的自衛権行使にも関わる平和憲法の根幹に抵触する重大な動きであり、満身の怒りを込めて抗議するものです。 「海賊対処法案」は、現行法では許されない他国の船舶の保護も対象となり、正当防衛・緊急非難の武器使用基準を緩和し、船舶に「著しく接近」する海賊船に対し発砲を認めるなど武器使用を拡大する危険な内容となっています。 私たちは、憲法改悪の一環であり、「戦争する国づくり」の橋頭堡となる「海賊対処法案」を阻止するため、現在、「ソマリア海賊対策での自衛隊派兵に反対する署名」運動にとりくんでいますが、引き続き、職場・地域で危険なねらいを明らかにし、廃案をめざし全力で奮闘するものです。 以上 ![]() 《関連項目》 ■全教のとりくみ 【とりくみ】2013/04/09 ◆「全教・教組共闘憲法チラシ」を作成!憲法署名と合わせて、憲法を守りいかすとりくみをすすめましょう 【大会】2012/02/18~19 父母・国民とともに憲法に立脚した民主教育を 全教第29回定期大会を開催 【呼びかけ】2011/11/19 大阪「教育基本条例案」など2条例案を許さない教職員組合共同アピール運動を呼びかけ 【NEWS】2011/11/01 憲法・平和・核兵器廃絶メールニュース 【NEWS】2011/10/26 憲法・平和・核兵器廃絶メールニュース ■声明・見解・談話 【談話】2010/12/17 全教、新「防衛計画の大綱」の閣議決定に抗議する談話を発表 【談話】2010/05/31 辺野古などへの「移設案」の撤回、普天間基地の無条件撤去を要求する書記長談話を発表 【談話】2009/07/21 『くらし・教育・平和の願いを結集し総選挙で政治の根本的転換を――第171回通常国会の閉会、衆議院の解散にあたって』 【談話】2009/06/19 『憲法9条違反の「海賊対処」派兵法の衆議院再議決に抗議し、自衛隊の海外派兵と武力行使に断固反対する』 【談話】2009/01/23 『ソマリア沖海賊対策を口実にした自衛隊の海外派兵に反対する』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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