【談話】2005/10/17
『首相の靖国神社参拝に強く抗議する』
2005年10月17日 全日本教職員組合 書記長 東森 英男
小泉首相は本日、靖国神社への参拝を強行しました。
私たちは、小泉首相が、国内外の強い反対を無視して靖国神社への参拝をおこなったことに強く抗議し、参拝の中止を求めるものです。
靖国神社は、過去に日本が行った侵略戦争を「自存自衛」の戦争として正当化する立場を明確にしており、この立場が、過去の侵略への反省を表明した政府の立場と異なることを、先の通常国会で首相自ら認めたものです。
アジア各国は、首相の靖国参拝が、日本が行った過去の侵略を正当化するものであるとともに、自民党などがすすめている第9条を中心とする憲法改悪による「戦争をする国づくり」と深く結びついたものであることに対して強い懸念を表明しています。アメリカやイギリスなどからも、靖国神社の戦争観について批判が沸き起こっています。
8月に行われた中学校教科書の採択においても、靖国神社と同じ戦争観にたつ侵略戦争美化の教科書に強い批判が集まり、極めて低い採択率にとどめられました。
こうした流れの中で、政府与党部内や報道機関のなかからも靖国参拝への批判が高まり、首相の強行が延ばされてきたものです。
今回の参拝強行は、総選挙結果におごる小泉首相が、参拝を違憲と断罪した大阪高裁判決も無視して国内外の世論に挑戦しようとするものであり、断じて許されるものではありません。
今回の暴挙は、憲法の平和主義を蹂躙するとともに、アジアの平和のための共同を阻害し、日本外交をいっそうゆきづまらせるものです。
私たちは、世界の平和な未来を担う子どもたちの教育に責任を負う教職員として、首相による靖国参拝の暴挙を許さず、憲法と教育基本法を守り生かすたたかいに全力をあげるものです。
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